IT企業のカダブラ、QR読み取りで決済・発送完結 熊本で「道の駅DXプロ」
【熊本】カダブラ(東京都中央区、佐藤譲社長)は、商品に付いた2次元コード「QRコード」をスマートフォンで読み取るだけで決済と発送の手続きがまとめてできる販売システムを開発、道の駅への普及に乗り出す。熊本県、同大津町と連携し、3月中に同県内 10カ所でシステムを使ったサービスを始める。
普及は「道の駅DXプロジェクト・POPPIN(ポッピン)」の名称で進める。システムは購入者が利用している電子決済サービスと連動する。買い物を簡単にすることでリピート購入や高額商品の購入につなげる。
商品の保管、発送は佐川急便に委託する。店側は倉庫代や人件費、発送費の軽減につながるという。
システムは将来、全国の道の駅や高速道路のサービスエリアへの導入を進める。
佐藤社長は「(システムの) 利用者が 30ー40%になれば売り上げは125ー143%増加することが見込まれる」としている。